-鍼灸 | セドナ整骨院・鍼灸院・カイロプラクティック 公津の杜院
鍼灸というと
「痛くないのかな?」
「熱くないのかな?」
「痕に残ったりしないか?」
「どんな効果があるんだろう?」
・・・など、たくさんの不思議があるかと思います。
ですが鍼灸を正しく理解し、施術に取り入れることで体の回復力の向上、痛みやしびれ、体質を変えていく、疲労、内臓の不調の緩和など様々なメリットがあることを知っていただきたいと思っております。
鍼灸をはじめとして東洋医学の素晴らしさを伝えることも私たちの大切な役割のひとつです。ここでは皆様から多い疑問にお答えし、不安を少しでも減らせるよう説明させていただきます。
鍼はステンレスでできた直径0.16㎜程度の細い鍼で経穴と呼ばれるツボを刺激するものです。
灸はヨモギの葉の繊維を集め、そこに火をつけて体に熱の刺激を加えていきます。体内のバランスを整え本来持つ回復力を引き出し、症状を改善させていく施術方法です。
キズついた身体を修復しようとする「自然治癒力」を引き出す鍼灸は2000年以上前に誕生し、いまに残る伝統的な施術方法のひとつです。
世界保健機構(WHO)では様々な症状に効果があると発表されていますが、当院では下記の症状に対して鍼灸施術を行うことが多くあります。
肩こり、腰痛、関節痛全般、神経痛、寝違え、ギックリ腰、四十肩・五十肩、捻挫・打撲
頭痛、不眠、めまい、うつ、食欲不振、イライラしやすい、慢性的な疲れ
生理痛、冷え、むくみ、逆子、リフトアップ、顔のむくみ、たるみ
鍼って痛くないのですか?
鍼施術の鍼は髪の毛ほどの細さですので少しチクッとすることがありますが、全く感じないこともあるくらいです。注射針は刺入のために筋肉や血管を裂くように作られていますが、鍼施術の鍼は先端が少し丸く作られているため、体への負担はほとんどありません。
また施術後に入浴等も問題ありませんのでご安心ください。
施術中は血行がよくなることで体がほぐれ、リラックスし寝てしまう方もいるほどです。
灸って熱くないのですか?
熱さは感じますが当院で使用している灸は火が皮膚に触れることはなく、また温度も45~50℃の間で調節ができるため安心して受けることができます。
施術後の反応として血管が拡張し皮膚が赤くなりますが時間と共におさまっていきます。ほのかに温かく感じる程度の灸もありますので、不安がありましたら担当の先生へお伝えください。
鍼灸はなぜ効くのですか?
東洋医学に基づいた鍼灸の特徴はまずは検査です。脈・舌・お腹などをみて体の気・血・水分と、五臓六腑の状態をチェックします。
例えば同じ「冷え性」でも体質、ストレス、運動・食事習慣など様々な要因によって発生している原因は変わってきます。原因が変われば施術の方法も変わってきますので実際に見て、触れて確かめる検査は健康への大切な一歩です。
さらに当院では自律神経や筋骨格の運動学の観点からも身体をチェックします。こうして集めた情報をもとにツボを選択し、適切な刺激を入れ、体が本来持つ回復力を引き出していくことで体が良くなっていくのです。
また、鍼灸以外に整体、アロマなどが必要と判断した場合は組み合わせてご提案いたします。このオリジナルオーダーメイド療法を計画的に行うことで症状改善まで最短で向かうことができます。
アロマは日本では芳香剤や癒しというイメージが強いかもしれませんね。ですがアロマはヨーロッパでは「メディカルアロマテラピー」と言って病院で処方をされるほど重宝されています。鍼灸も本来は漢方薬と組み合わせることで体の内と外から効果を発揮します。
アロマは植物を濃縮させて体に取り入れるという点では漢方と似たような位置づけなのです。セドナ整骨院グループではこのアロマの健康効果に着目し、東洋医学×アロマの観点から体質に合わせたアロマをブレンドし、施術のひとつとして取り入れています。
体は自律神経によって血流、筋肉の緊張、内臓、ホルモンなどあらゆるものがコントロールされています。
ですが度重なるストレスや不規則な生活などによって自律神経が乱れると、めまい、倦怠感、不眠、頭痛、うつ、動悸、冷えなど様々な症状が引き起こされます。
これらの症状がありつつ病院での検査結果に異状がない場合は「自律神経失調症」と診断されます。
鍼灸の施術は血行を促進し、自律神経のバランスを整えるセロトニンやオキシトシン、βエンドルフィンといったホルモンの分泌を促す働きがあることが分かっています。
身体の状態や体質に合わせてツボを選び鍼灸施術をすることで、自律神経に効果的に働きかけることができます。
日本の統計では糖尿病が強く疑われる者の割合は国民の12.1%(約1000万人)と推計され年々増えていることが問題となっています。ストレス社会の影響で交感神経の過剰興奮によって血糖値を上げるホルモンが出続けてしまったり、または血糖値を下げるインシュリンというホルモンをうまく受け取れなくなることでも高血糖の状態が出てしまいます。
これらは食生活に関係なく、自律神経の乱れによって引き起こされているため、誰しもが起こる可能性があります。Ⅱ型で遺伝性のものでなければ自律神経の乱れを整えることでホルモンバランスによい影響をもたらすことが期待できます。
また黄帝内経という約2000年前の東洋医学の文献に糖尿病によく似た「消渇病」という記載があります。消渇とは五臓六腑の異常とその進行度によって多飲・多食・多尿・体重減少(三多一少)といった症状が起こることが特徴です。
甘いものをたくさん摂ることでお顔に吹き出物が出た経験はありますでしょうか。糖分は体内で熱となり、それが長期的に溜まることで内臓の上から順に機能異常を起こしていきます。(熱は上にたまるためです)
東洋医学では内臓を上・真ん中・下に区分し合わせて三焦と言い、それぞれ上焦(肺)、中焦(脾・胃)、下焦(腎)と呼んでいます。
上焦である肺に熱が溜まることでノドの渇きを覚え、たくさんの水を飲むようになります。
そして進行すると中焦である脾・胃に熱が溜まります。脾・胃の熱は消化を早め、よくお腹が空いたり、いくらでも食べられるようになっていきます。水分が吸収されにくくなるため便秘なども併発されやすくなります。
やがて深く進行していくと下焦(腎)に熱が溜まり、尿をとどめておけなくなり頻尿になったり、黄色く濃い尿がでるようになってきます。
そうして熱が体内にこもることで代謝が強くなり体重減少が起きてきます。
遺伝性ではなく食生活に特に問題がないのに血糖値が高いという方、やせ型~中肉中背なのに血糖が気になるという方、糖尿病と診断され体重減少が伴うという方は自律神経へのアプローチや、肺・脾・腎への東洋医学的な施術を取り入れてみませんか。一度ご相談ください。