- Blog記事一覧 -鍼灸の質問 ~お灸は熱くないのですか?~
こんにちは、セドナ整骨院・鍼灸院公津の杜院の金子です。
前回から少しでも皆様に東洋医学の良さを広めるべく、鍼灸に対する疑問にお答えしています!
施術をしている中でよくいただく質問というものがあります。恐らくセドナに通われている方だけでなく、通われていない方も共通して感じていることだと思いますので、こちらで皆様にシェアしていきたいと思います♪
Q, お灸は熱くないのですか?
A, 熱いときもあれば、気持ちよく感じるときもあります。
いきなり曖昧な答えですいません!
お灸というと↓↓こんなごついお灸を想像しませんか?
昔は子供が悪いことをしたときに「灸を据える」といってオシオキの時に使われていました。ご高齢の方ですと昔ながらのお灸の跡が時折残っていることもあります。
当院で使用しているお灸は台座灸といって火が直接肌に触れないようになっており、さらに熱が45℃前後になるように調整しています。熱すぎると身体が緊張しますし、熱くなさ過ぎても効果が出るまで時間がかかり過ぎてしまいます。また熱すぎると感じたらスタッフがすぐに取りにきますので気軽に受けることができます。
お灸が熱く感じるところと感じないところについて良い・悪いと分けるのは難しいところです。神経が過敏になっているところは熱く感じますし、逆に感覚が鈍くなっているところは感じにくくなります。患者さんのお身体によって良い悪いが変わってきます。ですがやはり冷えているところ、血流が悪いところを中心にお灸を使っていきますので、予防以外でお灸を使うことになるということはすでに良い状態ではないのは確かです(^^;)
お灸について少し解説していきますね。
お灸の最大の特徴は身体に熱の刺激を入れること狙ったところに血液を集められるというところにあります。
体内の血液量は体重の13分の1と言われ、60キロある人なら約4.6リットルの血液があります。それをどこにどれくらい血液を送るかは脳が決めています。冷えてしまっているところや緊張してしまっているところというのは慢性的に血流が悪くなっているところです。すると血流が悪い期間が長くなると「じゃあここにはもういらないね」と脳が判断し自然に血流が増えてくることは無くなってしまうのです。
脳の最大の使命は「生命を維持させる」ことですので、内臓や脳に血流は優先されます。手足の末端や筋肉というのはどうしても優先順位が落ちてしまいます。
肩がこっても手足が冷えても(もちろん症状としてはつらいですが)死に関わる問題ではないので血流が低下しやすいのです。
そこでお灸の熱刺激が入ることで細胞レベルで微細な火傷が起こります。すると「ここにケガがあるから治すために血液を送ってください」と神経から脳に連絡が入ることで血流が良くなります。その証拠としてお灸をした後はその周りが赤くなっていきます。これを専門用語で「フレア」といい、熱刺激がしっかり入ったかどうかの指標となるのです。
お灸をすることで効果的に血流を促すことができるのです!
お灸についての疑問は少し解消しましたか?
ご不明な点がありましたら気軽にお聞きください。
セドナ整骨院・鍼灸院・カイロプラクティック公津の杜院
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