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腰椎椎間板ヘルニア

2019.01.28 | Category: 整体,腰痛

こんにちは

セドナ整骨院・鍼灸院公津の杜院の金子です。

背骨は1本の棒のような骨ではなく、積み木のように骨が積み重なって構成されています。頚椎は7個、胸椎は12個、腰椎は5個あり、背骨と背骨の間は椎間板というクッションがあります。

 

椎間板がクッションの働きをしてくれることで背骨を前後左右に動かすことができます。重さを受ける緩衝材としての役割もあり、椎間板はよくタイヤに例えられることもあります。

 

椎間板は層になっており、外側はゴム状の繊維でできており、木の年輪のようになっています。

そしてそのゴム状の繊維の中心に「髄核(ずいかく)」というゼリー状の核が入っています。

 

椎間板は人体最大の無血管組織です。血管が通っていないので傷がついたとしても簡単には治りません。また栄養が送られにくいことから最も加齢の影響を受けやすい部分なのです。

 

劣化し空気が抜けたタイヤで走り続ければ「バースト」して破裂してしまうように、椎間板もストレスのかかった状態で放っておき続けると壊れて髄核が外に漏れてしまいます。

この飛び出た状態を「ヘルニア(突出)」といいます。ちなみに腸ヘルニアとは脱腸のことを指します。

 

 

腰椎椎間板ヘルニアは20~40代によく見られます。これは力仕事などが多い年代であり、腰に負担がかかる機会が多いからです。

ですが40代以降も加齢によるヘルニアがよく見られ、今は検査機器が発達しているため無症状でもMRIを撮ると多くの人にヘルニアが見つかったりします。

 

ここで問題となるのが、ヘルニアによって「神経が圧迫」されたときです。

神経は運動や感覚、血管などもコントロールしているため、ヘルニアによって神経が炎症を起こしたりすると強い痛みやシビレ、力が入りにくい、冷えといった症状が表れます。

 

とくに5個ある腰椎のうち、4番目と5番目の間でよく起こります。ここの神経が障害されるとお尻からふくらはぎにかけてのシビレ、痛みが出てきます。

 

ヘルニアになりたての頃は腰痛だけのこともあるのですが、しばらく経つと足にかけての症状が出てきます。

腰に痛みを覚えて病院に行ったが、長時間待っている間に足まで痛くなってきた、というのはよく聞く話です。

 

こういった足の痛みは神経の炎症によるものが多いため、神経の炎症が治まることで落ち着いてくるケースもあります。

急性期のヘルニアの場合、約50%は2,3週間で、約70%は週間で軽快するという報告もあります。最近ではヘルニアで手術をするというケースは減ってきています。

 

ヘルニアを起こすリスクが高いのは下記のような方です。

・運動不足

・同じ姿勢でいることが多い

・前かがみで重いものをよく持つ

・体に合わないイスを使っている

・腰痛を良く感じる

・ぎっくり腰を2回以上したことがある

 

ヘルニアや神経痛はなってからでは回復に時間がかかります。なので違和感や軽い腰痛くらいの段階からお体のケアをし予防することが大切です。

 

 

当院ではヘルニア、坐骨神経痛などの施術も行っています。

仕事を頑張れる体にしたい、将来の健康の不安をなくしたい、何も気にせず動ける体にしたい。

ご要望がありましたら気軽にご相談ください。

 

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