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「土用」は胃脾を労わる期間

2022.04.22 | Category: 東洋医学

こんにちは、セドナ整骨院・鍼灸院公津の杜院です。

4月17日から土用の期間がはじまりました。

4月17日~5月4日は立夏の前の土用期間になります。土用とはウナギを食べる時ではなく(笑)、季節と季節の変わり目の移行期間のようなものです。

 

古来日本ではこの土用には土公神様が土に還られるので、土を掘り起こして神様を起こさないように、と信じられてきました。
土木工事や新築工事がこの期間を避けられるのもその名残です。

東洋医学では全てのものは木・火・土・金・水に分ける五行論という考え方があります。五臓六腑もその考えに基づいて分けられています。

 

土とは五臓の中で胃脾(消化器系)を表します。
胃脾とは「後天の精」もしくは「後天の本」とも言われ、食べ物から作られる生命エネルギーの事です。

 

ついつい食べ過ぎが気になる現代人、この土用期間こそ「胃脾をいたわってあげる期間」とも言えるかもしれません。

昔の医師は現代の様な薬もレントゲン等もありませんでしたから、その年がどのような気候になるかを干支から予想し、その気候の影響で顕著に表れてきそうな病を予測し、あらかじめ対処していました。

 

これを「五運六期」(ごうんろっき)と言います。今年は五運六期から木が強くなり過ぎる年です。

頭痛やめまい・不眠・イライラ・自律神経の不調に悩む方が増えると予想されます。
それだけではなく、木が強くなり過ぎると土を剋します。

 

併せて今年は「土(消化器)が弱くなる年」とも言えると思います。元々胃脾が弱い方は特にこの土用期間こそ胃脾を労わってあげましょう。

 

鍼灸や陰陽五行オイルトリートメントの力を借りるのも一つの手です。この土用が明けたら暦の上では夏。土用期間とは次の季節を快適に過ごすための準備期間なのです。

 

土用には新しい事を積極的にはじめないとも言われていますが、新しい事をするよりも今あるものを大事に磨く・保守する期間でもあります。

お身体を見つめ直すには非常に良い時期ですから、この時期に一度大事なお身体のメンテナンスにいらっしゃいませんか?

 

 


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