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自律神経について

2022.04.30 | Category: 自律神経失調症

自律神経

「初めに」

自律神経(失調症)って何?、自律神経の定義と働き

「自律神経、神経の解剖・機能解剖」

「疫学・原因・リスクファクター」

自律神経の乱れによる各種症状」

「参考・出典」

 

 

 こんにちはセドナ整骨院・鍼灸院公津の杜院です。

もう皆様は新型コロナでの生活様式の変化に慣れてきましたでしょうか。

消毒やマスクの習慣など表面上は慣れているかも知れませんが、もしかしたらまだ体はこの時代の大きな変化に追いてこれていないかもしれません。

一日も早い社会の回復、新型コロナの脅威がなくなる事を願い、今、筆を走らせています。

この度の情報が少しでも皆様の健康・生活にとって有益な情報になれば幸いです。

 

 

「自律神経(失調症)って何?、自律神経の定義と働き」

多くのメディアや媒体を通して「あなたの自律神経が乱れている」という言葉をよく耳にすることがあるかと思います。

確かに自律神経の乱れは頭痛やめまい、耳鳴り、胃痛、原因不明の倦怠感、全身疲労感、ホルモンバランスの乱れなど多くの不定愁訴を生み出します。

こういった天気や季節の変わり目で体調を崩してしまうのもまさに自律神経の乱れが影響しています。

 

そして多くの患者さんが医科を受診され他覚所見や数値的に問題がないもの、現代西洋医学では投薬や経過観察に該当するものは「自律神経失調症」という病名が付くという印象があります。

自律神経失調症に関しては当院の下記サイトもご覧下さい。

https://ralara.jp/jiritsu

 

自律神経失調症とは広い意味でとらえれば「血流の問題」が主であり、結果として臓器が健全に働かないと言う事を指すと考えて頂いて構いません。

臓器が健全に働かないということは節々の不調が起こってくるのは当然の結果ですね。

つまり自律神経失調症では、死に至るるような急性の病にはならないものの強烈なQOL(生活の質)の低下を招くことになります。

 

臓器を動かしているのは意思とは関係なく働く筋肉(不随意筋)で、それは自律神経支配である事から、臓器が弱ればその影響は自律神経にも伝わりますし、自律神経がストレスによってバランスを崩せば当然、臓器の働きの低下を招くことになりかねません。

 

自律神経は脳と内臓をつなぐ神経で、電線でのような役割をしています。この電線は互いに連絡しており、脳が感じたストレスは容易に内臓にも伝わってしまうのです。

自律神経失調症とはこの電線がおかしくなった状態であり、自律神経失調症は見方を変えれば内臓の病気とも考えることが出来ます。

例え内臓そのものは良くても、自律神経に問題があれば、内臓への不調や疾患の引き金になってしまうのです。

内臓はすべて自律神経により動いているので、自律神経失調は万病の元と言えるのです。

 

自律神経失調では、一般に交感神経(内臓を戦わせる神経)が副交感神経(内臓を休ませる神経)より強くなった状態を指します。自律神経失調ではさまざまな症状・不定愁訴が起こります

 

では皆さんは「自律神経」というワードを何処まで理解していますでしょうか?

多くの患者さんを施術させて頂きますが、一口に自律神経と言ってもその全体像を正しく判断出来ている方は少ないのではないかなという印象です。

 

◇自律神経とは?

・自律神経は「交感神経」「副交感神経」の二系統に大別されます。この二つを合わせて自律神経と呼びます。

 

・自律神経は心臓や胃腸など内臓の働きや体温調整、ホルモンの分泌、免疫機能、血圧など身体の機能を保つために24時間「私達の意識とは関係なく」働き続けている生命維持にとって重要な神経です

 

・また自律神経は入力された情報(五感からの情報)に基づき、生きていく為にはどのように反射(生命反応)を起こすのが最適かを自動的(自律的)に決め出力系に指令を送っている神経である

 

◇交感神経とは

・交感神経は『労働・闘争・運動・興奮・緊張感・恐怖感・危機感』などの際によく働き、脳や体を効率的に動かすのに適した状態にする神経であり、獲物から逃げる、獲物を追うという戦いに優れた神経です。

 

・解剖学的な特徴としては、脊髄の胸部と腰部の前根を通り脊髄両側にある交感神経節へ(胸腰系)入り、各部位、各臓器に枝を伸ばす

 

・交感神経節前線維:第1胸神経 ~ 第3・4腰神経前根から脊髄を出て、白交通枝を経て交感神経幹に至り、多くは節後線維の細胞体に接合します

 

・交感神経節後線維:軸索の一部は内臓に達し、他の一部は灰白交通枝を経て脊髄神経の中に再び入り脊髄神経で支配されている領域の自律神経効果器に分布します

 

・腹部では「腹腔神経節」「上腸間膜動脈神経節」「下腸間膜動脈神経節」という固有名称の付いた独自の神経系を形成するのも交感神経の特徴の一つです。

 

◇副交感神経とは

・副交感神経は『休む・眠る・ くつろぐ・内臓が動いている時・安心感を覚える・体の修復』などの際によく働く神経です。なんとなくイメージがつくと思います。夜ご飯を食べて眠くなる、、、という具合です。

 

・解剖学的な特徴として副交感神経は中脳から出る動眼神経 、延髄部から出る顔面神経と舌咽神経、さらに迷走神経に混じって出ている他、仙骨の骨盤内臓神経として出ています。内臓の広くに分布している副交感神経は全て迷走神経に混じって出ているものと言えこれを(頭仙系)と呼びます。

 

・頭部の副交感神経:脳幹に起始し動眼神経、舌咽神経、迷走神経などの脳神経を経由し頭部、胸部、上腹部の各効果器を支配します

 

・仙骨部の副交感神経:第2~4仙髄に起始し、骨盤神経を経て骨盤内臓器を支配し、節後線維とシナプス形成し、節後線維が効果器に達します

 

 

◇交感神経と副交感神経の関係

交感神経と副交感神経の関係性には以下の物があげられます。

・単一器官を両系統が支配:「二重神経支配」

・効果器に対する作用が相反的:「拮抗支配」

※一部的に例外がある

 

(1)汗腺は交感神経のみに支配されているが、汗腺を支配する交感神経はアセチルコリンを含む。

(2)血管平滑筋は交感神経のみに支配されている。

(3)副腎髄質は、交感神経の節前神経が支配している。

(4)唾液腺は二重支配されているが、ともに興奮性に働く。

・効果器に達するまでに神経線維を1回交換する(シナプス)、中枢側を「節前線維」、末梢側を「節後線維」呼ぶ

・自律神経系の最高中枢は間脳(視床下部)、自律神経における反応を全ての統括している

 

 

「自律神経、神経の解剖・機能解剖」

自律神経は神経系の系統分類に分かれていく事が可能、神経は大きく分けて中枢神経と末梢神経に大別され、中枢神経とは違い自律神経が分類される末梢神経系は施術によって回復させる事が可能です。

末梢神経の局所解剖に目を向けると「軸索」を中心とする神経線維の束で構成されていて神経線維を構成しています。

神経線維はその1本1本が神経内膜で覆われ、それが集まって束を形成します。また更にその束を神経周膜が覆い、さらに太い神経線維の束をつくっています。

そうしてできた神経線維の束は、いくつか集まって中を通る血管とともに、神経上膜でまとめられ、1本のひも状になります。

 

神経線維の多くが血管と伴走し体内を走行しますが、神経自体の栄養血管は図のように神経の内部にも走っています。神経が引き伸ばされても大丈夫なように神経線維自体は柔軟性に富んでいます

 

末梢神経は身体の中に何本もの神経線維があり基本構造は運動神経だろうと自律神経だろうと同じ繊維構造をしています(体の中に神経線維は1600億本あると言われています)

身体の中で神経に色がついて分かれている訳ではなく、伸びていく方向によって名称と機能が変わるというのが正しい解釈ではないかと感じます。

 

神経全体の特徴として基本的には求心性繊維が多い事があげられます(情報を入力する方が多い)

情報を入力する神経、つまり知覚神経と自律神経は全体の60%、出力する神経である運動神経は全体の40%と言われています。

私達は絶えず、周りの環境や情報からの影響を脳に入力している状態とも言い換えられるので、特別何をしたという意識がないまでも環境の変化や温度・気温・湿度などの要因も体には情報として入力されています。

 

「疫学・原因・リスクファクター」

厚生労働省医薬・生活衛生局生活衛生・食品安全部の平成27年度 健康実態調査結果の報告によると

自律神経系の病気・症状について、これまでかかったことがある病気をみると男性・女性ともに「不眠」と回答した方が最も多くその中で「医療機関で治療中」180件(12.5%) 「医療機関での治療をへて治癒」14件(1.0%) 「症状はあるが治療していない」137件(9.5%)であった。

 

 

ストレスと聞くと多くの人が「あの人とは反りが合わない」「あの人は苦手だ」「あの人は怖い」などの心理的ストレスを連想される事が多いですが、人(脳)の感じるストレスはそれだけではありません。

ストレスは大きく4つに分類されると言われています。

 

➀構造的ストレス

背骨と骨盤の歪みに代表される体のバランスの崩れや、慢性的な疼痛、回避行動は日常的に脳へストレスを与え続けているのと同じと言えます。

特に痛みは不快感情を伴う事が多く、体への全体のストレス量を底上げし自律神経が崩れてしまう原因の一つとなります。

前述した通り、自律神経というのは、脳から発生し、背骨の周りの狭いスペースを通りながら内臓や血管、筋肉などを支配している神経の総称です。

この自律神経は内臓に枝を伸ばし「からだを常に平均に保つ」ホメオスタシスという機能が備わった重要な神経です。

骨盤のゆがみ、姿勢不良、痛みなどにより、神経へ掛からなくていいストレスが加わると内臓器への不調を誘発します。

 

②精神的ストレス

多くの方が、ストレスと言うとこの精神的な物を思い浮かべるかと思います。精神疲労や心理的プレッシャーなど不快感情を感じるものがココに当たります。

多くの人がストレスに対して我慢をするという選択をしますが、これを心理学的な用語で「感情の抑圧」といい、怒りや悲しみといった感情は我慢すると無意識のうちに筋肉を緊張させてしまいます。

溜め込んだ感情を抑え込めなくなると、うつ病や自律神経失調症などの引き金となるのがこの心理的ストレスだと言われています。

ストレスを感じるとネガティブな感情を誘発しやすくなり、また体の不調を感じるとネガティブな感情を感じやすくなるなど、心と体は切っても切り離せない関係にあります。

 

③環境的ストレス

環境的なストレスは例えば職場環境、学校環境、家庭環境などの外部環境だけでなく、季節の変化、気圧、気温、湿度などもそれに含まれています。

自律神経失調症や鬱病をお持ちの方はエネルギーが不足しているので、少しの変化や長く続く環境ストレスで大きく体調を崩す原因となります。

 

④科学的ストレス

科学的なストレスとは、薬や、タバコ、添加物の入った食事、過度なカフェイン、アルコールなど口から含まれるもの以外に、大気汚染や水質汚濁などの環境的な要因も含まれてきます。

大気汚染や水質汚濁などは人類1人1人が気をつけていく問題ですが、即効性はありません。まずは自分自身でコントロールできる「口から摂取するもの」をコントロールする事をお勧めします。

人間の体は体外から「毒」が入ると肝臓で解毒をします。この解毒の際に必要になるのが血液によって運ばれる「酸素」です。この酸素が何らかの影響で足りないと、肝臓には大きな負担をかけることになります。

例を挙げると白砂糖のように手軽に摂取はできるものの血糖値の急激な上昇に見舞われます。

しかし、血糖値の急激な上昇は膵臓から放出されるインスリンというホルモンにより急激な下降が起こります。この急激な上昇下降という乱降下は大きなストレスが体に掛かります。

またカフェインは特に注意です。一般的にカフェインは交感神経を強制的に働かせ、無理がきく状態に持っていく事がありますが、その反動で症状が悪化する事もあります。

 

 

人の体はこの4つのストレスが「ストレス耐性」という人それぞれの大きさがあるグラスにお水のように注がれていきます。

例えばあなたは10のストレス耐性のグラスを持っているとしましょう構造的なストレスが4、科学的なストレスが3、季節の変わり目などでの環境変化が2、そこに精神的ストレスが1入るとしましょう。

すると合計は現在10で満タンです。ここに更に1のストレスが入ってきたら、、、

この10から溢れた1は1だけが出るのではなく、決壊するように11に近い数字がグラスから出てくるように症状となって出てきます。

 

ここで大切になってくるのが、症状がでている緊急性の高い状態ではどのストレスにフォーカスして施術を行っていく事が大切になるという部分です

 

まずは精神的なストレスに目を向けてみると、施術家の先生方は神様ではないのでストレスに感じる目の前にいる嫌いな人や嫌いな上司などを消してあげる訳にはいきませんし、メンタルに不具合を起こす仕事の内容や人間関係を変える事はできません。

 

次に環境的ストレスを見てみると季節の変わり目や温度・湿度・気圧のコントロールは不可能ですが、それに対する対処方は明確にあります。

今年の季節の変化はどのような予想になっているか、大きな低気圧の変化はないかなどです。ですがこれも対処は出来るかもしれませんが、完全にコントロールはできません。

 

科学的なストレスはどうでしょうか?これも自分自身でコントロールする事は勿論多いですが、正しい知識をつける事がなによりも大切になりますし、情報提供は私達の役割の一つになります。

食品添加物の取りすぎや内服薬の過剰摂取には十分に気をつけましょう。

 

では最後に構造的なストレスを見ていきましょう。いうまでもなく緊急性の高い状態ではどのストレスにフォーカスして施術を行う場合は構造的なストレスに対しての施術を行うのが効果的です。

人の脳は身体の歪み・痛みをストレスだとして捉えます。しかし、身体の歪みや痛みは一時的にでも施術によって減らすか消す事が可能なものです(もちろん程度によりますが)

 

それでも「私は精神的ストレスで体を壊しているんだ!」という意見もあります。勿論そうです。ですが、ストレス耐性、つまりストレスの受け皿は身体の状態、言い換えれば「体力」で決まります。

だからこそ自律神経の乱れが引き起こす体の症状の初期段階は構造的なストレスへのアプローチが必要になります。まずはストレスを減らすことと同時にストレスに耐ええる体を作り、コントロールしずらい物に目を向けるのではなくコントロールがしやすい物に焦点を当てていきます。

(大きな問題になっているストレスに目を向けるのはその後です)

 

「自律神経の乱れが起こす症状の一例」

・睡眠障害(不眠・中途覚醒・朝起きづらいなど)

一般的に言われる睡眠障害、例えば「不眠」「中途覚醒」「朝起きづらい」「早朝覚醒」などがそれにあげられますが、このような睡眠障害に分類されるものの多くは自律神経の乱れから起こっている事がとても多いです。

というのも本来、人や動物は「昼間の明るい時間に行動し、夜になり暗くなったら寝る」というのが一日の行動パターンです。

つまり昼は交感神経優位で活動し、夜は副交感神経優位になり休んで回復するというのが正常な自律神経の働きよる日内変動です。

しかし自律神経がストレスにより乱れる事により、正常なタイミング(夜間)で副交感神経の働きが悪くなり、眠りにつくことが困難な状況になり「不眠」という症状になって現れます。

人間は睡眠時に体を休めて修復、回復をしますから「不眠」などに代表される睡眠障害に陥ると、他の不快症状や慢性疼痛などを引き起こす原因になりかねません。

また「朝起きづらい」という場合は1日のスタート時点から、本来の日内変動のリズムから逸脱することになりますので、早期に適切な施術が必要になっていきます。

「中途覚醒」「早朝覚醒」なども基本的な原理は同じです。一般的に言われている睡眠障害には当院で行う施術の時間もご相談させて頂く場合があります。

というのも中には施術の時間から効果が強く表れる時間があります。ご来院の際にはご相談させて下さい。

 

「頭痛」

当院にご来院される患者様で自律神経の乱れから来る症状の代表的なもの1つとして「頭痛」があげられます。

我が国における有病率は、片頭痛が人口の5〜10%、緊張型頭痛が人口の約20%であることが最近の疫学調査で報告されています。すなわち、国民の4人に1人が頭痛に悩んでいるということになります

一般的に多いとされている筋緊張型頭痛などは、筋緊張を和らげるだけで改善する物が多いですが、人間の頭皮と頭蓋骨の間には「帽状腱膜」という強い結合組織の膜が存在します(ちょうど、水泳の際に被るスイムキャップのような感じです)。

この帽状腱膜は後ろ側では首や肩、背中の筋肉と後頭部で連続しており、前部では眉毛の上までに停止します。後頭部と頸部の付け根には大・小後頭神経という後頭部を知覚する神経が圧迫され後頭部から重く、締め付けられるような頭痛を発症するのです。

 

また頭部を栄養する血管には多くの神経(三叉神経)が分布しています。

この神経は血管の収縮と弛緩に関与していますが、自律神経の乱れがおこると、正常時に比べ、強い血管の収縮と弛緩がおきます。

すると血管の周りを取り巻く神経に引き伸ばされる力が加わり、神経性の頭痛が発症します。

このように頭痛と自律神経には高い相関関係があることから、筋肉・骨格のアプローチにプラスして、歪んでしまった頭蓋骨の調整や自律神経の乱れを整える、適切な施術が早期に必要になります。

その他にも噛み締めなども大きな影響を出しますので顎関節の調整も必須になります。

 

「息苦しさ・息切れ」

息苦しさ・息切れは訴えてくる患者さんがとても多い症状の1つです。

医科を受診されてからご来院される方の多くは「特に異常なし」でがっかりされておりますが画像検査・精密検査で何もなくて良かったです。何もなければ当院で対応の使用があります。

「何もしていないのに息苦しい」「息を止める癖がある」「原因不明の過呼吸用症状」という場合は自律神経の乱れが原因の場合があります。

呼吸に大きく関与する「肺」は人の体にある内臓器の中で唯一、自分の意思で動かす事のできる内臓器です、この呼吸と自律神経は大きく関与しています。

自律神経が乱れると肺の伸展機能が損なわれ、意識して深呼吸することもままならなくなります。

姿勢不良や背骨・肋骨の可動性の悪さ、横隔膜の緊張など呼吸に関係する体への適切なアプローチで改善がみられる事が多い症状であり、また感情面との関わりの深い症状でもあります。

呼吸と自律神経は別ブログをアップしますのでそちらもご覧下さい。

 

「食欲不振・胃痛」

人の内臓器、とくに消化器系の大部分は副交感神経(第10脳神経の迷走神経)によって支配され働いています。

多くのストレスにより自律神経の乱れると、副交感神経の働きが低下し、各臓器の働きが正常とは言えない状態となり症状が出る場合が多く見受けられます。

特に胃腸系では自律神経の乱れにより胃腸の活動性が低下することで食欲不振の症状が現れたり、また「胃酸を分泌するホルモン」と「胃壁を守るホルモン」のバランスが崩れると多くの場合は胃痛を生じます。

これがひどくなると「胃潰瘍」「胃穿孔」などにつながり、初期の段階では「胃がキリキリ痛む」などの不快症状が現れますので、ひどくなるまえに早期の施術が必要になります。

鍼灸は非科学的?と表現されているものを散見しますが、決してそんな事はなくpubmed(パブメド)という論文検索サイトでAcupuncture(英:鍼)と検索すれば3万件の医療論文が検索できます。そしてその鍼の研究の多くに胃腸器系の論文が含まれます。

 

少し専門的な見解も多く記載させて頂きましたが、分からない事は当院に実際にお電話頂けますと幸いです・

少しでも皆様のお力に成れますと幸いです。

 

 

以下、参考文献

・自律神経協会プラクティショナーコーステキスト

・自律神経協会マスターコーステキスト

・自律神経協会クラニアルセミナーテキスト

・東洋療法学校協会編教科書 解剖学 第2版

・丸善出版:ギャノング生理学 原書25版

・医学書院:標準生理学 第9版

・医道の日本社:はりきゅう理論 第3版

・医学書院:プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論/運動器系 第3版

・メタモル出版:うつ病・自律神経失調症 治る人治らない人 著:鈴木直人先生

・BABジャパン:うつは体から治せる 著:鈴木直人先生

・中外医学社:やさしい自律神経生理学―命を支える仕組み 著:鈴木郁子先生

・医道の日本社:一番やさしい痛みの治療がわかる本 著:伊藤和憲先生

・ガイアブックス:エビデンスに基づいた徒手療法 著: マイケル・A・セフェンジャー

・日本文芸社:眠れなくなるほど面白い 図解 自律神経の話 著:小林弘幸先生

・丸善出版:体性-自律神経反射の生理学 著:山口真二郎先生


アクセス情報

所在地

〒286-0048
千葉県成田市公津の杜2-14-1 セキードセキ1F

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