- Blog記事一覧 -呼吸を通じて自律神経をコントロールする
こんにちは、セドナ整骨院・鍼灸院公津の杜院の金子です。
今回のテーマは「呼吸を通じて自律神経をコントロールする」です!
自律神経とは私達が生命活動を行う上で意識せずとも身体をコントロールしてくれている重要な神経です。
自律神経は交感神経と副交感神経に分かれます。
交感神経は戦う(活動する)神経と言われ、朝から昼にかけて活発に働き、夜になると働きが減っていきます。
血圧を上げたり、やる気を出させたり、筋肉を緊張させやすくさせたりします。
一方で副交感神経は休む(回復させる)神経と言われ、夕方から夜にかけて活発に働き、朝になると働きが減っていきます。
リラックスさせたり、壊れた細胞を修復したり、内臓を働かせたりもしています。
食べた物が消化吸収されて便として出るのも、心臓が毎日休まず動くのも、血圧を自動でコントロールしてくれるのも自律神経が影で頑張っているからなのです!
自律神経には感謝しないといけませんね(^^;)
私達は意識して消化吸収も心臓も血流も止めることができません。
自律神経は自分で自由自在にコントロールできないのです。
人はストレスを受けるとそれに対抗し戦おうとして交感神経が働きます。
なのでストレスが長く続くと交感神経が過剰に働き、身体が緊張しやすくなり、血流が悪くなったり、内臓の働が悪くなったりと様々な影響がでてきます。
よくある交感神経過剰の症状としてはめまい、耳鳴り、不眠、肩こり、腰痛、手足の冷え、食欲不振、風邪を引きやすい…など多岐に渡ります。
緊張しすぎた体をリラックス(副交感神経優位)させるにはどうしたらよいでしょうか?
最近では「瞑想」や「マインドフルネス」という心をセルフコントロールする手法が注目されていますね。
ですがやり方が分からなかったり、習いに行く時間もなかなか取れないものです。
自律神経は勝手に働いてくれているのですが、実は唯一自分で簡単にコントロール出来る方法があります。
それが「呼吸」です。
呼吸は吸うときは交感神経が優位になり、吐くときは副交感神経が優位になります。
ちなみに吸った時に脈拍が早くなり、吐くときに遅くなる現象を「呼吸性不整脈」といい、これは誰でも起こる生理的な現象です。
これは心臓をコントロールしている自律神経が呼吸によって影響を受けているから起こる現象です。
そして体が緊張している方はほとんどといって呼吸が浅くなってしまっています。それは肩や背中が張ったり猫背になっていることで肋骨の動きが悪くなり、横隔膜が広がらなくなっているため息が吸えなくなっているからです。
すると息が吸えないので浅い呼吸を回数でカバーするようになり吸うことにエネルギーを使うようになるため、さらに交感神経を優位に働かせてしまうのです。
リラックスするための呼吸の方法はとても簡単で「長く息を吐く」ことです。
そこで役立つ「1:1:2の呼吸」をやってみましょう。
4秒かけて鼻から息をたくさん吸って
4秒止めて(吸った酸素が肺全体に行き渡るイメージ)
8秒かけて口から細く長く吐く(身体の力を抜けるとベスト)
これだけです!
↓こんなイメージをしながらやってみてください
1:1:2の呼吸を10回ほど続けてみてください。
ドキドキしていた心臓やそわそわした気持ちが和らいできます。
寝る前にリラックスするアロマを使いながらただひたすらこの呼吸をして、心の中でカウントを数えたり、呼吸の音を聞くことに集中していると段々と頭がクリアになっていきます。
寝つきが悪いようでしたら眠れるまでずっと続けてもよいでしょう。
アロマは当院でも扱っている「スリープウェル」がオススメです。
ちなみにため息をハ~ッとつくのは交感神経優位になった身体を息を吐くことで副交感神経を働かせようとしているからです。
やはりいつの間にか働いている自律神経はすごいですね(^^)
不安や焦りでドキドキしてしまっている
身体の力がいつも抜けない
いつもストレスがかかっていて心にゆとりがない
など・・・いつも緊張しているという方は是非やってみてください!
セドナグループは自律神経の働きと東洋医学に着目した独自の治療メソッドで様々な不調でお悩みの方を施術しています。
自律神経の乱れでお悩みの方は気軽にご相談くださいね!