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胸郭出口症候群

2020.05.04 | Category: 首・肩・腕の悩み

こんにちは!
セドナ整骨院・鍼灸院 公津の杜院の篠原です。
今回のブログは胸郭出口症候群についてです。

首には食道や気管、神経や血管、筋肉など多くの組織が集まっています。

腕を支配する神経や血管は、胸郭出口と呼ばれる部分を通って、首から腕に向かって走行しています。胸郭出口を通過する重要な神経として腕神経叢(わんしんけいそう:頸椎から出る5本の神経根をまとめた呼び方)があります。

ちなみに「叢」は「くさむら」とも読みます。神経がたくさん通っていて草むらのように見えることから「神経叢」と呼ばれます。

胸郭出口にはいくつかの物理的に狭い空間が存在しており、その場所で神経や動脈が圧迫されることがあります。神経や動脈が胸郭出口で圧迫されることで、胸郭出口症候群が発症します。

胸郭出口症候群は長時間、悪い姿勢で座っていたり、睡眠不足やストレスなどが重なったりすると発症しやすくなるとも考えられています。また、なで肩であることや、重いものを持つ習慣も発症に関連します。

 

~症状~
胸郭出口症候群は、肩こりとして自覚されることがあります。腕や手に分布する神経や血管が圧迫されることで発症するため、神経症状として首や肩、腕にしびれやちくちくする感覚、刺すような痛みを覚えることがあります。神経圧迫の程度がひどいと電撃痛といって雷に打たれたような衝撃が首や手に走ります。

 

神経障害が続くと、筋力の低下もあらわれ、それに伴って運動機能にも影響が生じます。

具体的には手の握力の低下、指先が不器用になるなどが挙げられます。

豆知識・・・胸郭出口症候群は「症候群」という名前がつくように総称名なんです。

1 斜角筋と呼ばれる首の筋肉で構成される部分
2 鎖骨と肋骨の間
3 胸の筋肉である小胸筋と肩甲骨との間に構成される部分
この3つの競作部位で神経や動脈が圧迫を受ける可能性が高く、それぞれ①斜角筋症候群、②肋鎖症候群、③小胸筋症候群といった名称がつけられており、これらを総称して胸郭出口症候群と言うんです!

初めて知った方も多いのではないでしょうか!?
最後に治療法として発症予防と保存療法が中心となります。姿勢の悪さが胸郭出口症候群を引き起こすため、良い姿勢を保ちます。また、重いものを持ち上げることも要因であるので可能な限り重いものを持たないようにしましょう。

 

さらに、睡眠不足やストレスとの関連もあり、規則正しい生活スタイルを確立することが重要で
す。以上のような予防策に加えて、症状が現れているときには肩周辺の筋肉のストレッチやトレーニングも有効になります。

 

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