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神経痛に対する鍼灸施術でよく使われる経穴(ツボ)

2024.11.29 | Category: 鍼灸

こんにちは!セドナ整骨院・鍼灸院公津の杜院の伊藤です。

前回に引き続き神経痛をテーマに今回は、「神経痛に対する鍼灸施術でよく使われる経穴(ツボ)」についてご紹介します。

ツボの紹介

1. 委中(いちゅう)

・位置: 膝裏の中央。

・理由: 腰や下肢の神経痛に効果があります。血流を改善し緊張した筋肉をほぐす作用があるため、坐骨神経痛や腰痛を伴う症状によく使われます。

2. 陽陵泉(ようりょうせん)

・位置: 膝の外側、腓骨小頭の前下方。

・理由: 足の外側の痛みやしびれに効果的な胆の経絡に属するツボです。筋肉の緊張を和らげ、神経の圧迫を軽減する働きがあります。

3. 環跳(かんちょう)

・位置: 臀部、大転子と仙骨の中間。

・理由: 坐骨神経痛に対して効果的なツボで、臀部から足先にかけての痛みやしびれがある時に使います。神経の通り道であり坐骨神経に直接作用します。

4. 合谷(ごうこく)

・位置: 手の甲、親指と人差し指の骨の間。

・理由: 全身の痛みに効果的な万能ツボとして知られています。特にストレスや神経の緊張を緩和し、神経痛を間接的に改善する効果が期待できます。

5. 足三里(あしさんり)

・位置: 膝の下、脛骨の外側。

・理由: 胃腸の働きを整えつつ、下肢の血流を促進する作用があります。神経痛の改善に加え体全体のバランスを整える作用があります。

6. 太谿(たいけい)

・位置: 内くるぶしとアキレス腱の間。

・理由: 腎経の重要なツボで冷えによる神経痛の際に有効です。血流を促し全身のエネルギーを補う働きもあります。

7. 曲池(きょくち)

・位置: 肘を曲げたときにできる皺の外端。

・理由: 上肢の神経痛や炎症に特に効果的なツボです。大腸の働きも整え、体の熱を取る作用があります。

まとめ

これらの経穴(ツボ)は、神経痛の原因や症状の現れ方に応じて選ばれます。

鍼灸施術では経絡の流れを整えることで、痛みやしびれを緩和し自然治癒力を引き出すことを目指します。

また経穴への刺激は血流改善や筋肉の緊張緩和にもつながり、痛みの根本的な解消をサポートします。

これからさらに寒くなり神経痛が出やすい時期にもなりますので、症状が出る前に予防としてケアしていきましょう。

 

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