- Blog記事一覧 -変形性膝関節症について解説します
この記事では膝の構造や役割、症状、変形性膝関節症について知ることができます。
内容は下記の通りです
・膝関節の構造と役割
・膝関節に異常が起きた時の症状
・変形性膝関節症の症状とリスク
・膝への施術方法
膝関節は人体で最も大きな関節の一つで、複雑な構造を持っています。膝関節の主な構造とその機能について説明します。
膝関節は主に3つの骨から構成されています[1][2]:
・大腿骨 = 太ももの骨
・脛(けい)骨 = すねの骨
・膝蓋骨 = 膝のお皿
これらの骨に加えて、脛骨の外側を支える腓骨も膝関節の構造に含まれます。
膝関節には主に大きく分けて2つの関節が含まれます。
・大腿脛骨関節:大腿骨と脛骨の間の関節で、体重を支え、最も負担が大きい部分
・膝蓋大腿関節:大腿骨と膝蓋骨の間の関節で、膝を曲げ伸ばしの際に膝蓋骨が大腿骨の上をすべるように動く
膝関節の表面は「関節軟骨」で覆われており、骨同士の摩擦を減らし衝撃を和らげる役割があります。
また大腿骨と脛骨の間には半月板と呼ばれる組織があり、関節の安定性を高め、衝撃を吸収します。
膝関節は負担がかかりやすい関節のため靭帯の働きも重要となります。
・内側側副靭帯
・外側側副靭帯
・前十字靭帯
・後十字靭帯
これらの靭帯が協調して働くことで膝関節の安定性が保たれます。
半月板や靭帯はよくスポーツ選手がケガをして手術をしている部分ですね。これらは筋肉などに比べて血管が少なく回復が遅いため、切れたりすると自然治癒が起こりにくことで手術が選択されます。
膝関節の動きを制御する主な筋肉には以下のものがあります。
・大腿四頭筋(太もも前):膝を伸ばす
・ハムストリングス(太もも後ろ):膝を曲げる
・下腿三頭筋(ひざ裏~ふくらはぎ):膝を曲げる
膝関節全体は関節包で覆われており、その内側の滑膜から「関節液」が分泌されます。
この関節液はギアのグリスやオイルのように働き、膝関節の潤滑機能を果たし、関節の滑らかな動きを可能にします。
膝関節のこれらの構造が協調して働くことで、体重を支える、歩行、ジャンプ、方向転換などの動作が可能となります。
曲げ伸ばしの動きには強い一方で「ひねる動作」には非常に弱いという弱点があります。
膝関節の構造異常による最も一般的な症状は痛みです。
・歩き始めや立ち上がる時に痛む
・階段の昇り降りで痛む
・長く歩くと痛みが出る、休むと和らぐ
・症状が進行すると、安静時にも痛みを感じるようになる
関節の構造異常により、以下のような動作に制限が生じます。
・正座がしにくくなる
・しゃがむことが困難になる
・膝を完全に伸ばせなくなる
・素早く曲げ伸ばしできなくなる
膝関節の構造異常が進行すると、以下のような症状が現れます。
・関節に水がたまる、膝が腫れる
・膝関節の変形(O脚、X脚)が目立つようになる
・膝がゴツゴツと大きくなる、でっぱる
膝関節の痛みや変形により、以下のような二次症状が生じます。
・筋肉が落ちて見た目も細くなる
・動作が緩慢になる
・立ち上がりや歩行がさらに困難になる
・痛みのため動きたくなくなる
変形性膝関節症はケガをしていないのに段々と膝が痛くなるのが特徴です。見てすぐに分かる変形もあれば、見た目では分からない小さな変形もあります。
特に捻ったりしたわけでもないので長く膝が痛む場合は変形していることも多くあります。
以下の症状が見られる場合、変形性膝関節症の初期症状の可能性があります。
・ケガをしていないのに膝が痛い
・突然膝が腫れてきた
・左右で膝の形が違う
・階段の昇降がつらい
・体重をかけると痛みを感じる
これは変形の有無に関わらずではありますが、突発的なケガ以外で膝の痛みが出やすい人には傾向があります。
以下に当てはまる方は膝を痛めるリスクが高いと言えます。
・過度な運動をしている(もしくはケア不足)
・運動不足
・立ち仕事をしている
・ヒールを履くことが多い
・40代以上
・肥満傾向にある
・身体が固い
・骨盤のゆがみ
・過去に股関節、膝、足首など下半身の手術歴や骨折・捻挫歴がある
・その他、リウマチや自己免疫疾患がある
歩行時は体重の2〜4倍の負荷が膝にかかり、階段の昇降では体重の5〜7倍の負荷がかかると言われています。
左右のバランスが悪い、身体の固い、肥満という要素も膝を痛める要因になる可能性があります。
膝の痛みや症状は早期にケアをすることが非常に重要です。
病院では飲み薬や湿布薬、ヒアルロンやステロイド注射、電気療法、運動療法などを行うことが多くあります。
当院では膝の痛みに対して、骨盤のゆがみや脚の長さ、左右の重心バランス、筋力のバランス、関節の柔軟性などを総合的に見て施術内容を決めていきます。
ゆがみ⇒整体
炎症や筋緊張⇒鍼灸
動きが悪い、組織の癒着⇒筋膜リリース、ストレッチ
膝に限らず下半身の痛みは生活の質に直結します。
周りでも痛めている人は多いし…と放っておいてしまうと変形が進み取り返しがつかなくなることもあります。
痛みがある人は早くケアをしましょう。まずはお気軽にご相談ください
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セドナ整骨院・鍼灸院公津の杜院
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院長 金子
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