- Blog記事一覧 -頭痛に対する鍼灸の効果
こんにちは!セドナ整骨院・鍼灸院公津の杜院の伊藤です。
日常生活に支障をきたすことが多い頭痛ですが、薬に頼りすぎず根本的な改善を目指す方法として鍼灸が注目されています。
今回は鍼灸が頭痛にどのように作用するか、またどのような方におすすめかを詳しく解説いたします。
頭痛には様々な種類があり、原因に応じて適切な治療法も異なります。主に以下の3つのタイプが挙げられます。
1.緊張型頭痛
ストレスや長時間のデスクワークなどにより首や肩の筋肉が緊張し、血行不良や神経圧迫により頭部や側頭部に痛みが生じます。
頭が重だるくなったり、締め付けるような痛みが特徴です。比較的軽度な痛みですが慢性化しやすい傾向があります。
2.片頭痛
片頭痛は血管が拡張し神経を刺激することで生じます。
ズキンズキンと拍動性で強い痛みが特徴で、吐き気や閃輝暗点といった光がチラつく症状を伴うこともあります。
目の疲れ、ストレス、生理前、ホルモン異常など原因は様々で、日常生活に支障をきたすこともあります。
3.群発頭痛
頭の奥に強烈な痛みが発生する群発頭痛は主に男性に多く、原因は不明ですが自律神経の乱れが関与していると考えられています。
期間が限られた発作的な痛みですが、耐えがたい痛みが特徴です。
鍼灸はこれらの頭痛に対して薬に頼らずに痛みを和らげ、根本から体質改善を図る方法です。鍼灸が頭痛に作用する主な効果を以下にご紹介します。
1.筋肉の緊張緩和
鍼は頭痛の原因となる筋肉の緊張を緩和する作用があります。
特に緊張型頭痛では、肩や首に鍼を打つことで血流が促進され筋肉がほぐれることで痛みが軽減します。
これにより慢性的な頭痛に悩まされている方でも、筋肉のコリが解消され再発予防にもつながります。
2.血行促進と鎮痛作用
鍼を刺すことで血流が促され頭痛の根本原因である血行を促進します。
また、鍼刺激が痛みを抑える「エンドルフィン」や「セロトニン」の分泌を促し頭痛が自然と和らぎます。
この効果は片頭痛にも有効とされ、痛みが軽減することで頭痛に伴う不快な症状も軽減され、生活の質も大きく向上します。
3.自律神経の調整
鍼灸は体全体のバランスを整えるために有効です。自律神経が乱れることで発生する様々頭痛におすすめです。
ツボへの適切な鍼刺激により自律神経のバランスを整え、痛みの発作を抑えることが期待されます。
4.ストレスの緩和
頭痛の引き金となるストレスを軽減する効果も鍼灸にはあります。
鍼灸施術中はリラックス作用のあるホルモンの分泌が促され、リラクゼーション効果が得られ自律神経が安定するため、ストレスに伴う頭痛が和らぎ再発の予防にもつながります。
頭痛へのアプローチにおいていくつかの代表的なツボが利用されます。
例えば、眉間にある「攅竹(さんちく)」や首の「風池(ふうち)」、手の甲にある「合谷(ごうこく)」などです。
これらのツボは、血行促進や筋肉の緊張緩和、自律神経の調整に効果があり症状に応じて適切に組み合わせて施術を行います。
また鍼と併用してお灸を取り入れることで、さらにリラックス効果や痛みの緩和が期待できます。
鍼灸施術に加え日常生活でのセルフケアも重要です。以下のような簡単な習慣を取り入れると頭痛の予防と改善に役立ちます。
・仕事や日常の合間に首や肩のストレッチを行う。
・目を酷使しないよう画面から目を離し遠くを眺める時間を作る。
・規則的な生活を心がけ自律神経のバランスを保つ。
頭痛に悩む方にとって鍼灸は効果的なアプローチ法です。体全体のバランスを整え、頭痛の再発を防ぎ根本から体質改善を目指します。
また季節の変わり目や気温が下がってきているこの時期は自律神経が乱れやすく頭痛も出やすいです。痛みが出る前に予防として鍼灸をオススメします。気になった方はいつでもご相談くださいね。
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セドナ整骨院・鍼灸院公津の杜院
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鍼灸師 伊藤