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寝起きや立ち上がる動作での腰痛の原因と対策

2025.01.17 | Category: 腰痛

こんにちは、セドナ整骨院・鍼灸院公津の杜院の伊藤です。

最近患者様から寝起きや立ち上がる動作で腰が痛いというお声をよく聞きます。腰痛は肩こりに次いで日本人に多いお悩みの症状の一つです。

腰痛が起こるその原因とアプローチ方法をお話していきたいと思います!

腰が痛くなる原因

1. 筋肉の緊張や血行不良

長時間同じ姿勢でいると腰回りの筋肉が緊張し血流が滞ることで痛みを引き起こします。

2. 腰部の筋肉や関節の疲労

日常生活や仕事での負荷が蓄積すると筋肉や背骨の関節に疲労がたまり、痛みや動きの悪さを感じることがあります。

3. 姿勢不良

猫背や骨盤の前傾・後傾といった姿勢の癖により腰に過剰な負担がかかります。

4. 腰椎や仙腸関節の問題

椎間板ヘルニアや仙腸関節炎といった腰椎や骨盤周辺の異常が原因の場合もあります。

5. 筋膜の癒着や炎症

筋膜が癒着していると動きが制限され痛みを感じることがあります。

関連する筋肉の名前と作用

以下は腰痛と関係が深い主な筋肉とその作用です。

1. 腰方形筋(ようほうけいきん)

•位置: 腰椎と骨盤、肋骨をつないでいる筋肉。

•作用: 腰を後ろや横に倒す動きや骨盤を安定させる働きを持つ。

•関係: この筋肉が硬くなると寝起きや立ち上がる際に腰が引っ張られる感覚が生じる。

2. 脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)

•位置: 背骨に沿って縦に走る筋肉群。

•作用: 背骨を伸ばして姿勢を維持する。

•関係: 長時間の座位や前かがみ姿勢で硬直しやすく腰痛の原因になりやすい。

3. 大殿筋(だいでんきん)

•位置: 骨盤後面に位置する臀部の筋肉。

•作用: 股関節の伸展(立ち上がる動き)や外旋に関与。

•関係: この筋肉が弱化または硬化していると、立ち上がる際に腰に余計な負担がかかる。

4. 腸腰筋(ちょうようきん)

•位置: 腸骨筋と大腰筋からなる筋肉で、骨盤から大腿骨につながる。

•作用: 股関節を屈曲(脚を上げる動き)させる。

•関係: 硬くなると骨盤が前傾し、腰椎に負担をかける。

5. 多裂筋(たれつきん)

•位置: 背骨を細かく支える小さな筋肉群。

•作用: 脊椎を安定させ、姿勢を調整する。

•関係: この筋肉が弱いと脊柱の安定性が低下し、腰痛につながる。

対策方法

1. 起床時のストレッチ

軽く体を伸ばし、腰回りの血流を促進します。例えば、仰向けで膝を抱え込む動きがおすすめです。

2. 座り方の改善

座る際は骨盤を立てて正しい姿勢を意識し、長時間座る場合は適度に立ち上がって動くことを心がけましょう。

3. 筋力トレーニング

腰回りや骨盤周辺の筋肉を鍛えることで、負担を軽減できます。特に体幹トレーニングがおすすめです。

4. 温める

朝起きた直後や長時間座った後は腰部を温めることで筋肉が緩み、痛みが軽減します。

5. 鍼灸施術

骨盤や背骨に付いている深層部の筋肉が固くなることでも腰に痛みが出やすいです。鍼灸では直接深層部にアプローチすることができるため血流を改善し痛みを軽減させることが期待できます。

さいごに

原因をしっかり理解しケアしていくと腰の痛みが和らげることができます。長く腰に痛みを抱えている場合、自力で改善するのはとても難しくなります。

将来に不安なく過ごしていきたいという方は気軽にご相談くださいね。

 

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