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「暑邪」が引き起こす不調とケア

2025.05.25 | Category: 東洋医学

季節の変わり目は寒暖差や気圧の変化により体調を崩す方が多くなります。

特に最近は日中の気温が上がり、夏バテのような疲れや風邪症状を訴える患者様が増えてきました。東洋医学ではこうした体調不良の原因のひとつに「暑邪(しょじゃ)」という外的な邪気が関係していると考えます。

暑邪とは

「暑邪」とは夏の強い熱気によって体に入り込み、熱中症や脱水、ほてり、のぼせ、だるさ、食欲不振などの症状を引き起こすものです。

とくに湿度の高い日本の夏は、「暑邪」と「湿邪(しつじゃ)」が合わさって「暑湿(しょしつ)」となり、体の中に熱と水分の停滞が起こりさらに不調を悪化させることがあります。

 

暑邪、湿邪による影響

こうした不調が長引くと夜眠りが浅くなる疲れが取れない頭がぼーっとする胃腸の調子が悪くなるなどの症状が出やすくなります。

また、「暑邪」は心(しん)=心臓にも影響しやすく、動悸や不安感といった精神的な症状を訴える方も見られます。

鍼灸でのアプローチ

鍼灸ではこのような「暑邪」による不調に対して体内の熱をさばき、気血の流れを整える施術を行います。

体にこもった熱を冷ます「清熱(せいねつ)」のツボや、胃腸を整える「脾胃(ひい)」のツボを使い全身のバランスを調整していきます。

あわせて自律神経を整えることで疲労回復や睡眠の質の改善にもつながります。

 

東洋医学の考え方

また東洋医学では「未病(みびょう)」という考え方があり、病気になる前の“なんとなく不調”の段階で

体を整えることが健康維持には大切だとされています。

暑さにまだ体が慣れていない今の時期は、鍼灸でこまめに体調を整えておくことが夏本番を元気に乗り切るための備えになります。

 

最後に

なんとなく疲れが取れない、風邪のような症状が続いている…そんなときは無理をせず当院にご相談ください。患者様一人一人の症状に合わせた施術を行い

皆さまの健康をサポートしています。私達と一緒に今年の夏も乗り越えていきましょう!

 

 

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セドナ整骨院・鍼灸院公津の杜院

千葉県成田市公津の杜2-14-1セキードセキ1F

鍼灸師 伊藤

 


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