- Blog記事一覧 -夏を元気に過ごすためのポイント
今回は東洋医学の視点から「夏の不調とその対策」についてお伝えします。
東洋医学では夏は「心(しん)」という臓腑と深い関係があるとされています。「心」は血液を全身に巡らせる働きがあり、精神の安定にも関わっています。
つまり夏は血流や自律神経のバランスに影響が出やすく、気持ちが落ち着かなくなったり眠りが浅くなったりする方が増えるのです。
また夏は汗をかく量が多く、体の中の「気(=エネルギー)」も一緒に失われやすい時期です。このような状態を東洋医学では「気虚(ききょ)」と呼びます。
気が不足すると疲れやすい、だるい、食欲がない、やる気が出ない…といった“夏バテ”のような症状があらわれやすくなります。
気虚の状態を放置すると、体内の「気・血・水」の巡りが滞りやすくなります。その結果回復力が低下しより疲れやすく、風邪をひきやすくなるといった
悪循環に陥ることもあります。そのため夏こそバランスを意識した生活が大切です。
① 質のよい睡眠をとりましょう
夏は日の出が早く、体が自然と早く目覚めてしまい睡眠が浅くなりがちです。夜はいつもより少し早めに布団に入り、
寝室には遮光カーテンなどを使って外の光が入らないよう工夫しましょう。
静かで涼しい環境づくりも質の良い眠りには欠かせません。
② 冷房との付き合い方に注意
冷房の効いた室内に長時間いると、体が冷えて血流が滞りやすくなります。なので夏でも湯船に浸かって体を芯から温めましょう。
ぬるめのお湯で15〜20分程度の入浴がおすすめです。
一方外にいる時間が長く暑さで疲労がたまっている方は、こまめに水分補給をししっかりと休息をとることが大切です。
エアコンの冷えと外気の暑さ、どちらにも偏りすぎないようバランスを意識しましょう。
③ 旬の食材で「気」を補う
夏野菜には体の熱を冷まし、水分を補う作用があるといわれています。
トマト、きゅうり、なす、ゴーヤ、枝豆など旬の食材を上手に取り入れて体の中から「気」を補いましょう。
また冷たいものの摂りすぎは胃腸を冷やしてしまうため、常温または温かい料理も意識的に取り入れるとよいですね。
体の不調を感じたときは、早めにケアすることが大切です。
東洋医学では「未病(みびょう)」=まだ病気とは言えないけれど不調がある状態を整えることが大切とされています。
夏の疲れやバランスの乱れには鍼灸や整体などもおすすめです。
私たちセドナ治療院では皆様の体質や体調に合わせた施術を行っています。夏の元気をサポートいたしますので、気になる不調があればぜひご相談ください。
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セドナ整骨院・鍼灸院公津の杜院
千葉県成田市公津の杜2-14-1セキードセキ1F
鍼灸師 伊藤